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ワーキングホリデー

ワーホリには行くべき!?デメリット+就活で有利になる方法

今回はカナダを含む3か国、計4年間ワーキングホリデー制度(以下ワーホリ)を利用した私が思う、ワーホリのデメリット、そしてワーホリで得た経験を就職で有利に生かす方法についてご紹介します。

この記事を読んでもらえば、ワーホリのマイナスな面について知ることができます。ワーホリを検討している人はこの記事にあるマイナス面を念頭に置くことで、よりプラス面の多いワーホリ生活を送ることができるはず。

ワーホリに行ってみたいけど、就職に不利だって聞いたけど実際どうなんだろう?と悩んでいる方、または子どもが「ワーホリに行きたい」と言っているが心配という方に、少しでも参考になればと思います。

ワーホリが何かを知らない人が多い

ワーホリのデメリットの1つが制度の認知度の低さ。名前は聞いたことはあっても、実際どういう制度なのか知られていないのが事実ではないでしょうか。私もワーホリから帰ってきて「留学してたんでしょ?」と何人の人に言われたことか。ワーホリと留学は同じだと思っている人が多いんだなと実感しました。
この認知度の低さがこれから説明するデメリットの要因でもあるのですが、よく知られていないため誤解が生まれてしまいます。その誤解と現実の板挟みになり、ワーホリ経験者は嫌な思いをしたり、時にはプレッシャーを感じたりするのです。

その国の言葉を流ちょうに話せると思われる

ワーホリ経験者ならわかるーーーーっ!と共感してもらえると思います。私も帰国後「英語しゃべってみて」と何人の人に無茶ぶりされたか。
海外で1年生活していたと聞くと、日本以外で暮らしたことがない人たちは「英語がペラペラになる」と思っています。お隣の国韓国であれば、文法や単語が日本語と似ているので、1年間でペラペラになることは英語圏に比べて難しくはありません。でも、英語圏やそれ以外の国は別です。
その1年間をどう過ごしたかにもよるし、人にもよりますが、今まで出会ったワーホリ経験者でこの人ほんとに英語が上手!!と思った人は100人に2、3人くらいです。職場で英語ができる人を探さなくてはいけないことがあり「カナダに1年間いたらしいよ」という候補者と面接をしました。が、日常会話がやっと成立するかな?というレベルでした。この経験からも

1年英語圏にいた=英語が流ちょうに話せる

というわけではないことを痛感しました。

遊んでいる・ふらふらしていると思われる

Working Holiday という名の通り、働きながらホリデーを楽しむという制度。そのため「遊んでいる・ふらふらしている」というのはあながち間違ったイメージではありません。

でも、私が現地で出会った日本人のほとんどは、みんな一生懸命働いて、海外生活を楽しみながらも苦労している人ばかりでした。日本語が母国語の私たちにとって、英語圏での生活はすべてがチャレンジ。家を探すのも、仕事を探すのも、電車やバスに乗って移動するのでさえ緊張するのが日常です。
日本から出たことがないため、海外で暮らすことがどれだけ大変かわからない人はたくさんいます。でも「ふらふらどうせ遊んでたんでしょ」と言われたからといって、いちいち「大変だったんだよー」という反応はしませんよね。そのため、楽しい海外生活の裏にあるさまざまな苦労を知らない人が多いのです。

就職に不利になる

ワーホリに行くか就職するかで悩んでいる人の多くが、このデメリットを気にしているのではないかと思います。実際ワーホリに行った当時、「ワーホリに行くと就職に不利になるよ」という話をよく聞いていました。私の大学時代は就職難だったので、今とは状況が異なるとは思いますが、なぜワーホリに行くと就職に不利になるのでしょうか。

それはデメリットにもあげた「遊んでいる・ふらふらしている」というイメージからくる遊んでいる1年間が履歴書や学歴に表れてしまうからです。デメリット1にあげたように、ワーホリ制度をよく知らない採用者からすると「海外に行っていた1年間」がどういうものか、なかなか想像がつきません。「○○大学に留学していました」というのと「現地でバイトしながら色々な場所に旅行しに行っていました」と聞くのでは印象が全く違います。ワーホリ経験者=遊んでいた・ふらふらしていたという印象になりやすいため、ワーホリ未経験者と競う場で不利になってしまうのです。

ここで2つ目のデメリットにあげた「その国の言葉を流ちょうに話せると思われる」という採用者の期待に応えられるだけの英語力があればその経験はプラスになるでしょう。しかし、日常会話をやっと話せるレベルの英語力だと「ワーホリに行ってきました」という経験がはなかなかプラスには働きません。

経験を就職に生かす方法

就職に不利だと言われるワーホリですが、でも私は「ワーホリ経験を就職に有利に生かせる」と思っています。
では、就職でワーホリ経験をプラスに生かすために、どうすればいいのでしょうか?
ワーホリでの経験とその結果得たものを企業が求める人材像と紐づけてアピールするのです。

今企業が必要とする人材は、自ら考え行動し、問題解決能力、判断力、コミュニケーション能力が備わった人材だと思います。 与えられた仕事を淡々とこなす人ではありません。なぜなら誰でもできるような単純な仕事は今、外注で安く頼める時代だからです。先にあげた能力、これはまさに海外生活を生き抜くために必要な能力であり、ワーホリ中苦労した人には自然と備わっている力ではないでしょうか?

ワーホリに行ってきたけど、就職で特質して話せるようなことは何もやってない…という人でもよく思い出してみてください。言葉も通じない土地で道に迷ったことはありませんか?バイト探しをするときに、直接レジュメを手渡しで提出して歩いたことはないですか?家を探すときに大家さんと交渉したことはありませんか?どんな些細なエピソードでもいいので思いだしてみてください。
あとは、それらのエピソードと上記にあげた能力を「ワーキングホリデー中のどういった経験でどのようにして学んだのか」を説明し、アピールできればいいのです。
少し長いですが、例文として私の経験をご紹介します。

私は携帯電話が普及していない街で、参加していた観光ツアーのグループから外れてしまったことがありました。唯一の手掛かりは宿泊しているホテルの名前と住所、電話番号だけ。どうにかしてホテルまで戻る方法を見つけなければならず、まずはタクシーで戻れる距離なのか、もしくは他の交通手段を使わないといけないのかを調べる必要がありました。はぐれた場所は観光地だったため、旅行会社があるはずだと考えた私。大きな通りを歩いて、それらしい会社を探していると、壁に大きな地図を貼った旅行会社らしきお店を発見。ツアーにはぐれてしまったことを説明し、ホテルまでの住所を見せると「高速バスに乗ってホテルの近くまでいくことができる。そこからタクシーに乗ったらいい」ということを教えてもらいました。高速バスが出発する時間とそこまでの道順を教えてもらい、何とか自力でホテルまで戻ることができたのでした。

この経験から、自分が置かれている状況を冷静に判断し、自分が手にしている情報でどうやって問題解決方法を導き出すか、そして必要な情報を聞き出すためのコミュニケーション能力(⁺度胸)を身につけることができました。それ以降、何か問題が起こってもパニックにならず、どうやったら問題を解決できるかを冷静に判断できるようになりました。

ここでポイントになるのは「日本では体験できないような経験」であることです。経験を通して、自分がどう変わったか、どういう考え方が身に付いたかをゆっくり考えて、それをアピールポイントにしましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はワーキングホリデーのデメリットと、経験を就職で活かす方法についてご紹介しました。誰しもワーホリに行く前と行った後では、成長した点があるはずです。以前は人と話すのが苦手だったけど、NOというのが苦手だったけど、自分の意見が言えなかったけど…などなど、一度ゆっくりワーホリ前後での自分の変化について考えてみてください。きっと就職でアピールできるようなことがあるはずです!

ABOUT ME
レモン
韓国ソウル在住のアラサーママ。 育児をしながら小学校英語指導員資格を取ったり、英語や韓国語の勉強をいています。 妊娠出産・子育て関連情報から韓国に関する情報など、さまざまな情報をお届けしています。