2022年は梅雨の時期から気温が高く、それに比べて平年よりカメムシの量が増える年だそうです。地域によっては10年に一度の大量発生になるかもしれない2022年!
あの独特で悪臭を放つカメムシに遭遇し、衣服や手に臭いがついたとき、できるだけ早く悪臭を取り除きたいですよね!そこで今回はカメムシの悪臭を簡単に落とせる方法をまとめてみました!
手や肌に臭いが付いた場合
1.サラダ油やオリーブオイルで落とす
カメムシの嫌な臭いの主成分である「トランス-2-ヘキサノール」は、「親油性」・「揮発性」の物質です。「親油性」ようは油のようなもの。油に溶けやすい一方で、水で洗っても臭いは落ちません。そのため、手にカメムシの臭いが付いたときは、手に油をつけてこすり洗いをすると効果的です。
手についた油はキッチンペーパーで大まかに拭き取ってから、流水とせっけんで洗い流しましょう。くれぐれも手・肌荒れには気を付けましょう。
2.消毒用アルコールや化粧のクレンジング剤
手に油を塗るのは…という方は、油を落としやすくする消毒用のアルコールや、化粧落としを使うと油成分を落とすことが出来ます。少量を手に取り、臭いが付いたところを優しくマッサージして流水と石鹸で洗い流しましょう。
3.「界面活性剤」
「界面活性剤」とは洗濯用洗剤や食器用洗剤に使用されている油と水を融合させるための薬剤です。つまり、洗濯用洗剤や食器用洗剤のこと。手や肌についた臭いであれば、食器用洗剤で優しく洗ってあげると臭いがとれるそう。1の油やクレンジング剤で臭いが付いた箇所を優しく洗ってから、食器用洗剤で洗うと効果が増します。
オレンジなど柑橘系のエキスにはオイルが含まれているので、柑橘系の洗剤を使うとより効果的。

衣類や布に臭いがついた場合
1.「界面活性剤」
衣類や布で洗濯が可能なものは、洗濯用洗剤を使って洗濯しましょう。丸洗いできない場合、中性洗剤をしみこませた布巾やスポンジで臭いがする部分を拭き取り乾かしましょう。柑橘系の洗剤だとより高い効果が得られます。
2.熱を加える
カメムシの臭いは、熱を加えると蒸発して臭いが消える性質があります(揮発)。そのため、洗濯したものは天日干しにするか、乾燥機にかけるようにすると効果的。丸洗いできない布や衣類に臭いが付いた場合は、1を行った後に、ドライヤーで熱を加えて蒸発させると臭いが取れます。臭いがする範囲が広いのであれば、中性洗剤で汚れを拭き取った後に天日干ししてもOK!

カメムシにまつわる体験談
まとめ
いかがだったでしょうか?
カメムシ注意報がでている2022年。まずは家にカメムシが入ってこないような対策を取ることが大事ですが、もし臭いがついてしまった場合は
油+洗剤!
のダブル使いが一番効果的なようです!自宅にあるもので対処できるのは嬉しいですね。