レモンママの育児ブログ
双子ママの出産・育児情報やコスメレビュー、トレンド記事
妊娠・出産

【双子妊娠ブログ】帝王切開のすべて!

双子を妊娠していることがわかったのは、妊娠8週目の健診のとき。

初めて受診したときは1つしかなかった丸い袋が、2週間後に健診にいくと2つになっており、双子妊娠であることがわかりました。

妊娠がわかったときに何気なく

「双子 いつわかる」

とGoogleで検索をかけたりしていました。

まさか本当に双子を妊娠しているとは!?

韓国の産婦人科では

「双子の出産は手術だからね!」

と言われていました。

しかし、いざ日本の病院に通ってみると、双子の状態によっては経腟分娩も可能だとのこと。

私が通っていた病院では経腟分娩の場合でも予定日を決め陣痛促進剤で陣痛を促してから計画的に出産するというものでした。

陣痛促進剤の効きが悪く同日に生まれない場合は帝王切開するというので、どうせ手術するなら最初から手術するほうがいいな、と思い帝王切開を決意しました。

そこで今日は、

双子出産!帝王切開のすべて!

ということで私の出産体験をご紹介します!

少しでも参考になるとうれしいです。

手術までの流れ

前日22時:22時以降の食事は禁止(手術翌日のお昼まで絶食)

6時: 血圧と体温を測り、赤ちゃんの様子を知るために40分程度モニターをとる その後下の毛を処理

7時:手術前のシャワー

9時:9時以降の水分補給は禁止(術後21時まで水分補給禁止)

9時10分:手術時間が13時から10時30分に変更になったと告げられる ※急遽家族へ連絡、家族慌てる!!

手術用のガウンに着替え血栓予防のための着圧ソックスを履く

10時25分:両手に点滴をしながら、手術室まで歩いて移動

帝王切開手術のすべて

この年になるとこんなにドキドキすることはないから、久々の緊張に身体が震えました。

手術室に到着後、手術室用のスリッパに履き替え、助産師さんから手術室担当の看護師さんにバトンタッチ!ネット帽子をかぶって手術台へは自分で上がりました。
大人1人が横になるのが精一杯というほどの、小さな台で驚きました。手術台に横になると早速背中から麻酔を入れる準備が始まりました。背中を丸め、麻酔が投入されると、ずーーーんとした重たい痛みが背中を走ります。

その後、「下半身がぽかぽかしてくるよー麻酔が効いてる証だからね」と言われ、下半身用の麻酔が投入されると、本当に下半身がぽかぽかと温かくなってきました。
それから仰向けになり、担当医の先生達が準備を始めます。総勢10人?いやそれ以上いたかもというくらい、想像以上の人数で対応されていることにびっくり。小児科の先生も待機されてたから、確かにそうか。
麻酔科の先生は、私が緊張しないように終始話しかけてくださり、また今何が行われているか、どうなっているかなどを優しく声かけしてくださいました。お腹が何やらいじられているのは分かっていながらも、麻酔科の先生との会話に集中しようと努めました。
10時50分 全ての確認が終わり、手術を始めますとの挨拶が。

私の緊張はマックス!

顔の下にはパーテーションのような布が置いてあるので、おなかで何が行われているかは分かりませんが、

触られたり引っ張られたりする感覚はあります


術中も、麻酔科の先生が今から引っ張られる感覚が続きますーなど、私がびっくりしないように、次の展開を解説してくれます。
何度が強くおなかの中を引っ張られた感覚があった後、麻酔科の先生が

「今からみぞおちあたりを強く押されるけど、赤ちゃんに酸素が行くように呼吸は止めずにね」

という説明があり、しばらくするとぐっとみぞおちを押されました。

「頭が少し見えてるよーー」と言われ、

「え!?もう?」

と思っている間に、右側のお腹がスッと軽くなる感覚があり、次の瞬間には1人目のしっかりとした大きな泣き声が聞こえてきました。
おめでとうございます、と一瞬だけ赤ちゃんの顔を見せてもらいました。

「あと1人、もう一回おなかをぐーと押されますよ」と言われ2回ほど強くみぞおちあたりを押されると、左側のお腹がスーッと軽くなり、2人目の赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
臍の緒を切り、綺麗に拭いてもらい、赤ちゃんの状態の確認が終わったあと、腕のところに赤ちゃんを連れてきてもらい、記念撮影をしました。
その後は、麻酔で完全に眠った状態になり目が覚めた時には病室のベットの上に移動しており手術室をでるところでした。

外に母が待機してくれてました!時間は11:50分でした。


病室に戻ると、出血が多かったため前日に採血しておいた自分の血を輸血してもらい、背中に通されたチューブから麻酔が流れていました。

その日はずっと下半身を動かすことはできず、数分おきに血圧、熱、心拍数の確認が行われ、床ずれにならないよう2時間ごとに体勢を移動させてくれたり、子宮の収縮の確認を行ってくれたりしました。

術後の傷の痛み

手術当日は、麻酔がまだ効いていたので子宮が収縮する痛みくらいしかなく、鈍い生理痛、もしくはすごく痛い腹筋の筋肉痛という感じでした。

「傷は痛む?」と聞かれたものの、傷がどこにあるのかわからないというくらい感覚がなかったのが正直な感想。
この程度の痛みなら余裕じゃん!

と次の日信じられない激痛に汗をかくことになることなど知らない私は

「陣痛の方が痛いじゃん」

と余裕ぶっこいていたのでした。

手術後2日目の傷の痛み

昨日に引き続き、熱、血圧、子宮の戻りを確認し、引き続き点滴と麻酔が投入されていました。痛みもさほどなくわりと元気でした。動けるならどんどん動いてね!という指示のもと、足を動かしてみたり可能な限り体勢を変えて見たりしていました。

「結構動けますね!」という言葉を鵜呑みにして、積極的に動いていると、急遽部屋を移動することになり、ベットのまま移動。

移動後は術後初のご飯を食べて、歩行の練習。初めて自分で立ってみることに。

この時痛みはそれほど強くなかったのですが、左ももがまだ麻酔で痺れていて、うまく歩けません。生まれたての子鹿みたい。
なんとかトイレまでの往復ができたので、今度はトイレに自力で行けるかチャレンジ。管の流れを一度止めてトイレへ。すんなりと尿が出たため、管もその場で外すことに。

しかしお昼を過ぎたあたりからお腹がキリキリとすごく痛みはじめ、立ち上がったり座ったり、あぐらをかいたり、とにかくどんな体勢になっても痛い。特に下腹部の両端が裂けるような感覚。

それでも、助産師さんは搾乳して見ましょう、着替えましょうと容赦なく次から次へミッションを課して来ます。

痛みがどんどん強くなっていくなか、いよいよ背中に入っていた痛み止めを流す管が抜かれることに!

管を抜かれた後に処方された痛み止めを飲みましたが、まあ痛い。

キリキリと激痛がお腹の両端に走ります。深呼吸するのも怖いし、水でむせたりくしゃみが出そうものなら、もう恐怖で冷や汗が出るほど。あまりの痛さに、もう痛いよ。。。。と漏らしてしましました。

助産師さんへ愛想笑いすらできず、大きな声でしゃべるなんて無理。。

2種類の痛み止めを処方してもらい、それでも体を動かすたびに痛い。
この痛さが明日も続くのかと思うと、絶望でしかないほどの痛みでした。

術後3日目の傷の痛み

引き続き立ち上がる時や体勢を変えるときに激痛が走りますが、前日よりは少しマシ。

朝ごはんも思ったよりも食べれたので、痛いおなかを抱えながら少しずつ動き回ることに。

すこしずつ痛み止めが効き始め、11時過ぎには傷口の確認をしてもらってようやくシャワーを浴びることができ、お昼ご飯も美味しくいただけました。

術後3日目にして、洗濯をしに行ったりNICUに入院している赤ちゃんのお見舞いに行ったり、垂れたおなかを支えながらも結構動けるようになっていました。

「結構動けてるね!すごい!」

と言われていたので、もちろん回復は人によってまちまちだと思います。

私の痛みのピークは

手術の翌日

でした。

おまけ~自己血の採血~

帝王切開プラス双子の場合、手術中の出血が多くなる可能性があるそうで、事前に自分の血液を採血し手術に備えておきます。

自己血と言って、輸血時の感染症などのトラブルを軽減する効果があるようです。

自己血以外を輸血すると副作用が全くないとは言い切れないので。人によっては、2回採血し合計800mlを準備するらしいのですが、私は1回400ml採血しました。先生曰く時間があれば800ml採りたかったそう。。。


採血の方法

献血をしたことがある方はご存知だと思いますが、献血の時に使う通常より太い針を刺して採血します。事前に先生が両腕の状態をみて良さそうな血管を選びます。そこに麻酔テープを張るためにマジックで印をつけます。採血の2時間前に助産師さんが、印の部分に麻酔テープを貼ってくれました。

プラスチックのようなビニールのような素材でペラペラしていて、肘を曲げると簡単に剥げて肌に密着しずらかったです。正直、こんなんで痛みを感じなくなるの?ととても不安でした。


採血用の針は太くて痛いからねー

と散々脅されたのもあって、テープへの信頼度ゼロ!

2時間後、採血開始。初めに右腕に針を刺されたのですが、驚くことに全く痛くない!でも、右側に貼ってあったテープは後半剥がれていたので、先生が針をズンズン進めていくときはちょっと痛かったです。

どこまで針を刺すんだーー?と思っていると

あれ?おかしいな?と急に言い出す先生。確かに血管に当たっているのに、なぜか血が出てこないとのこと。ごめん!逆にするわ! と一旦針を抜いて、左腕で再チャレンジ。

左腕のテープはわりとしっかり肌についていたので、針を刺すときもその針を動かすときも全く痛くない!
テープすげーーーーー!!
と感動していると、失敗した右腕に水分補給のための点滴をするとのこと。通常は、テープが貼られていたところに点滴針を刺すので、痛くないようなんですが、私は一度先生失敗しているので、同じところにはさせず。テープを貼っていない場所に点滴用の針を刺すことになりました。採血より断然痛かった。。。。。
気づけば10分もかからず採血の方は無事に終了。

左腕の方は血の出具合が良かったようで、一般的な妊婦さんの半分の時間で終わったよーーーと言われました。
とても痛いよと聞いており、すごく不安で緊張した自己血でしたが、思ったよりも痛くなく、何より自分の血を手術前に確保することができたのでほっとしましたーーー。

ABOUT ME
レモン
韓国ソウル在住のアラサーママ。 育児をしながら小学校英語指導員資格を取ったり、英語や韓国語の勉強をいています。 妊娠出産・子育て関連情報から韓国に関する情報など、さまざまな情報をお届けしています。